Cross Talk 実務修習座談会

※ 本座談会は2023年5月に行いました

 

今回の座談会に参加したのは、大和不動産鑑定で働く2名の新人鑑定士と、3名の現役修習生です。
不動産鑑定士を志した経緯、どのようにして受験勉強に取り組み、実務修習に励んだのか。また、大和不動産鑑定での働き方についても、率直に語ってもらいました。

廣戸 訓
SATORU HIRODO
司会
東京本社鑑定1部 審査部兼務
[2004年入社]
滝花 祐貴
YUUKI TAKIHANA
2023年不動産鑑定士登録
大阪本社デュー・ディリジェンス部
[2019年入社]
前川 絵里沙
ERISA MAEKAWA
2023年不動産鑑定士登録
東京本社鑑定4部
[2021年入社]
河野 航
WATARU KOUNO
第16回実務修習(2年コース)
大阪本社システム評価部
[2021年入社]
開発 清正
KIYOMASA KAIHOTSU
第17回実務修習(2年コース)
東京本社鑑定2部
[2022年入社]
菅野 みなみ
MINAMI KANNO
第17回実務修習(2年コース)
東京本社鑑定4部
[2022年入社]

 

不動産鑑定士を志した理由

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廣戸

司会の廣戸です。
鑑定部門と審査部の兼務に加え、実務修習委員会のメンバーとして実務修習生のサポートを担当しています。
今日は、新人鑑定士、実務修習生それぞれの立場からお話いただければと思います。

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滝花

2年間の実務修習を終え、2023年3月に不動産鑑定士登録した新人鑑定士です。
新卒で電力会社に入社して、4年ほど経ったころ不動産鑑定士の資格を知りました。“サムライ業”もイイなと思って大和不動産鑑定へ転職し、業務にあたりながら2年間勉強して合格をつかみました。

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前川

新卒で入社し、3年目を迎えました。入社と同時に2年コースの実務修習をスタートし、滝花さんと同じく3月に不動産鑑定士登録を終えています。
周りが就活をスタートする大学2年生の秋頃、手に職をつけたくて資格取得を検討する中で不動産鑑定士という職業を知りました。仕事内容に惹かれて興味を持ち、そこから勉強を始めました。

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河野

都市銀行とノンバンクを経て、試験に合格した2021年12月に入社しました。
金融機関での経験から、不動産の価格や担保評価額等を求める過程に興味を持ち、不動産鑑定士を目指しました。

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開発

2022年4月に新卒で入社し、12月から第17回実務修習を受講中です。
不動産鑑定士を知ったのは、前川さんと同じく学生時代、就活の時期でした。学部で学んでいることに興味を見出せない中で、資格の希少性や、デスクワークもフィールドワークもあること、専門性を活かした働き方ができることを知り、資格取得を目指しました。

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菅野

2022年の12月から、実務修習17回生として励んでいます。
私も不動産鑑定士を目指したのは大学時代です。4年生の春頃から勉強を始め、コロナ禍も相まって勉強に集中できる環境があり、卒業後に合格しました。
不動産鑑定士の知り合いが生き生きと働いている姿をみて、興味を持ったたことが大きなきっかけとなりました。

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廣戸

皆さん色々な動機があって鑑定士を目指したんですね。
開発さんは入社後、勤務しながら論文式試験に挑戦されましたね?

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開発

入社した当時は、短答式試験に合格した状態でした。社会人受験生として働きながら勉強し、2022年8月の論文式試験に合格しました。

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廣戸

入社後に論文式試験を受ける方は、論文式受験に関する当社のサポート制度を利用することができます。
TACの全国模試については、有給とは別に誰でも休暇を取得できることのほか、模擬試験等で一定の成績を修めた方は、4月以降試験日まで週に半日の業務時間を勉強に充てられること、さらに、同様の取得条件はありますが、1か月間の休暇があるなど、各種制度を整えています。

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開発

私は受験サポート制度を使って、週に1日、勤務日の半日を勉強時間に充てました。
金曜日の午後に制度を利用し、そのまま日曜日まで集中して勉強することを4月から試験当日まで続けましたが、社会人受験生として勉強に集中できる時間をもらえたことは大変有難かったです。

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廣戸

周囲の反応や雰囲気はどうでしたか?

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開発

上司や先輩の理解があり、日常業務と受験勉強が両立できるよう様々な形で協力していただきました。会社の雰囲気そのものが受験生に対して優しく、勉強に専念できる環境を作っていただけたことは大きかったと感じています。

大和不動産鑑定のイメージ

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廣戸

大和不動産鑑定を知ったきっかけ、入社を決めたポイントはありますか?

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河野

試験勉強の合間に鑑定会社各社のホームページを見て、情報収集していました。
大和不動産鑑定は採用ページが充実していて、WEBサイトや会社説明会から伝わってくるアットホームな社風に好感を持っていました。
鑑定業務以外に、システム評価部の固定資産税業務やデュー・ディリジェンス部のエンジニアリング・レポート作成業務など幅広く事業を展開しており、柔軟なキャリア形成ができる点にも魅力を感じました。

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菅野

河野さんと同じで、試験勉強中に息抜きを兼ねて各社のホームページを見ていました。
風通しのいい会社と言われていたし、「大和で働きたい!」とその頃から思っていたので、ホームページを見ながらモチベーションを保って頑張っていました。

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廣戸

入社前と入社後のギャップについてはどうですか?

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河野

入社してみて、社内にはいろいろなプロフェッショナルの方がいることを改めて知りました。滝花さんのように一級建築士資格を持っている方がおられたり、皆さん様々な資格を持っています。
その中で横のつながりがあって、ランチを取りながら会話がはずんだり、プライベートなことでは滝花さんと一緒に野球を見に行ったりなど、業務を超えてつながりが持てるのも大和にいるからこそかな、と思います。

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菅野

風通しがいい会社というイメージに、入社後もギャップは感じませんでした。入社したばかりで分からないことだらけですが、誰に質問しても優しく答えてくださいますし、人間関係のストレスを感じたことはないですね。

大和のオフィス環境について

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廣戸

大和不動産鑑定では、新型コロナウイルスが蔓延する以前から在宅勤務への移行を進め、時間や場所にとらわれない「多様な働き方」の実現に取り組んできました。
在宅勤務と出社を組み合わせたハイブリッドワークの環境が整備されたいま、皆さんはどのような働き方をしていますか?

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前川

東京本社はフリーアドレスが導入されて1年が経過しました。フリーアドレス以前は固定席で、部内のコミュニケーションは取りやすかった半面、他部署の方との関わりが殆どありませんでしたが、いまは隣に座った他部署の方とも交流することが増えたように思います。
修習中は同期と近い席に座って、教えあいながら課題を進められたこともフリアド化してよかったポイントの一つです。

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滝花

大阪本社はまだ東京ほどフリアドの体制が整ってはいないものの、電子化が進んだことによって在宅で出来る仕事が増えたので、ライフスタイルによって出社と在宅を使い分けられるようになりましたね。

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河野

私は共働きの夫婦なので、妻が繁忙の時には在宅勤務を入れて、移動時間をそのまま家事に充てたりします。もちろん、在宅勤務であっても自分の仕事を責任もって進められるということが大前提にはあると思いますが。

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前川

在宅勤務であっても、出社時とほとんど変わらず仕事ができる環境が整っているので、特に困ることはないように思います。出社時は対面でのコミュニケーションを大事にするなど、切り替えながら働けています。

大和の実務修習について

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廣戸

ここで大和不動産鑑定の実務修習の取り組みについてご紹介します。
実務修習は、鑑定士試験に合格した後、鑑定士登録をするために必要な研修です。3つの課程をクリアして修了考査に合格すると、鑑定士登録ができます。
当社は実務修習生が仕事と両立しながら効果的に実務修習に取り組めるよう、社内に実務修習委員会を置いて、修習生をサポートする体制を敷いています。
開発さん、菅野さん、河野さんは、現在どのように実務修習に向き合っていますか?




 

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開発

いま2年コースの1年目で、実際に修習を開始してから半年ほど経過しました。まだ要領を掴めていないうえに繁忙期も重なって、正直に言うと課題の社内締切りがキツいなと思うこともありました。
ただ、修習生同士や指導鑑定士のチェックがあること、それぞれの立場からアドバイスや意見をいただけることは、大変勉強になっています。

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菅野

私は社内締切りが早めに設定されているので、計画的に予定を立てて取り組めるところが自分の性格に合っているように思います。
実務修習委員会の方が社内チェックをしてくださるので心強いなと感じていますし、認定・非認定の通知もわりと落ち着いて見られるように思います。

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河野

私はシステム評価部の所属で、普段は不動産鑑定評価書を作成することがなく、当初は実地演習に不安を持っていました。でも大和には参考になる多くの先例があり、サポート制度も整っています。相談できる同期や先輩、指導鑑定士に恵まれたこともあって、実際は特に問題を感じませんでした。

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滝花

河野さんとは指導鑑定士が一緒だったので、兄弟子・弟弟子のような感じで一緒に頑張ってきましたね。

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河野

実地演習は最初の出発点を間違えてしまうとあとで方向修正をするのが大変なので、最初に指導鑑定士や同期の仲間とよく話をしてコミュニケーションを取り、評価の方向性や論点を把握しておくことが大事だなと、今振り返って思いますね。

実務修習を終えて感じること

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廣戸

実務修習を終え、晴れて不動産鑑定士になられた滝花さん、前川さんは当時を振り返っていかがですか?

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滝花

修了考査の合格率が全体的に低下傾向にあることで、個人的にも不安を覚たし、勉強方法について悩んだりしました。会社としてもかなり対策をとっていて、何度も模擬面接や模擬試験などの機会を設けてくれたので、全力で取り組んできました。
どれだけ対策してもペーパーテストと面接は緊張するし、避けては通れないと思いますが、やれば受かると思うので、そこは皆さんドンと構えていいと思います。

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前川

実地演習は本当にかなり大変な期間でしたが、サポート制度を使って課題を進めていました。午前に外出して調査に行き、残りの時間を勉強に充てていたので、この制度はかなり助かりました。
課題提出までに3回、トリプルチェックがあるのがとても良かったです。自分で何度見直しても気付かなかったようなミスも、3人の方にチェックしてもらうことで洗い出されるので、一度も非認定がなく終えられたのはその結果でもあると思います。

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廣戸

修了考査の対策を始めたのはいつ頃ですか?

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滝花

1月あたりから本格的に、最後の詰め込みみたいな感じで勉強していました。実地演習が終わり、基本演習、集合演習が終わって、年末頃からは焦り出してかなり真剣にやっていたことを覚えています。

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前川

私もおなじくらいのスケジュール感です。

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廣戸

実務修習委員会としても、皆さんの集中力やスタミナが切れないように配慮しながら、研修内容について毎年改善を重ねています。
滝花さんや河野さんのように日常業務で鑑定評価にあたらない方も、修了考査では鑑定評価業務経験者と同等の能力が求められますので、そうした方でも無理なく合格できるよう、効果的な研修体制を整え、修了考査対策を充実させたいと思っています。

就活中の皆さんに伝えたい思い

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滝花

いま就活中の皆さんは恐らく他社を含め色々と調べていると思います。今のうちに多くの会社を見てみてください。
大和不動産鑑定は、風通しの良い社風をもった企業です。入社後のことに関する不安もあると思いますが、我々先輩サイドとしても皆さんと積極的に交流してお互い切磋琢磨しあいたいと思っています。

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前川

私も3年前の受験生時代に各社の採用情報を見ていました。当時から大和は「何となく仲が良さそうだな」と感じていましたが、入社してみてもその印象は変わらず、いま楽しく仕事ができています。
今回の座談会で、この楽しそうな雰囲気を感じていただければ嬉しいですね。

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河野

今はまだ分からないことも多くあると思いますが、教えてもらえる環境があるので安心してください。
興味を持った方はエントリーをしてほしいし、システム評価部の業務も奥が深くて面白いので、そちらへの希望もお待ちしています。

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開発

受験生時代は受験のサポート制度を利用し、今は修習生のサポート制度を利用しています。それぞれの制度が整っていて、勉強・修習・業務を同時に進められる環境が確立されていると思いますので、不動産鑑定士試験の合格者はもちろん、勉強中の方も大和不動産鑑定を選んでもらえたら嬉しいです。

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菅野

実務修習は試験勉強時代に思っていたよりもずっとハードだと感じていますが、修習同期がいることで頑張れています。社内に同期がたくさんいて、知識を共有したり励ましあったりできる環境にあり、とても恵まれているなと日々感じています。これから入社される皆さんとも一緒に頑張っていけたらいいなと思います。

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廣戸

今回の座談会が皆さんの就職活動の一助になれば嬉しいです。ありがとうございました。