CROSS TALK 実務修習座談会
※ 本座談会は2024年5月に行いました
どのような経験を経て、大和不動産鑑定への入社を選んだのか。
受験勉強から合格までの道のりは。
2名の新人鑑定士と3名の実務修習生に語ってもらいました。
2004年入社
2009年鑑定士登録
2021年入社
2024年鑑定士登録
2021年入社
2024年鑑定士登録
2022年入社
第18回実務修習1年コース
2022年入社
17回実務修習2年コース
2023年入社
18回実務修習2年コース
不動産鑑定士を目指すきっかけ/入社して感じること
司会の廣戸です。この座談会では、大和不動産鑑定の魅力や実際の仕事について、皆さんにお伝えしたいと思います。
現在は東京本社で鑑定業務と案件の審査を担当しており、実務修習生のサポートもしています。よろしくお願いします。
大学4年生の時に不動産鑑定士試験に合格し、新卒で入社して3年目になります。不動産業界に興味があり、宅建の勉強をしているうちに不動産鑑定士を知りました。専門的な知識を活かした仕事がしたいと思い、目指すことにしました。
今年の春に第17回実務修習を修了し、鑑定士として業務を始めました。前職は大手通信会社の営業職をしていましたが、「自分の力で仕事を取ってくる」感覚が持ちにくかったんです。もっと自分で力をつけたいと思い、不動産鑑定士を目指しました。今は入社して3年目です。
私は第18回実務修習を受講中です。佐野さんと同じように「これからの社会人生活をどうするか」と考えたときに、不動産鑑定士という仕事に魅力を感じました。スペシャリストとして働ける点が大きかったです。
前職は不動産会社で営業をしていました。土地価格の算出方法に興味を持ち不動産鑑定士を目指しましたが、勉強が思うように進まない時期もありました。昨年ようやく合格し、現在は第19回実務修習の1年コースを受講中です。
2023年12月に入社と同時に、第19回実務修習の2年コースを始めました。
前職は不動産鑑定士のいる税理士事務所で相続税の申告に関わる不動産評価をしていました。学生時代に「何か手に職をつけたい」と思い、法律・経済・会計と幅広く勉強できる不動産鑑定士を知り、目指すことにしました。
大和不動産鑑定には、前職を経て入社された方が多いですね。入社前に抱いていたイメージとのギャップはありましたか?
私はいろいろな不動産鑑定会社の説明会に参加しましたが、大和不動産鑑定の説明会では、社員の皆さんの温かな雰囲気がとても印象的でした。
前職は固定席での業務だったので、フリーアドレスに不安もありましたが、実際に入社してみるとコミュニケーションも取りやすく、説明会で感じた通りのフランクな雰囲気でした。ギャップは特に感じませんでしたね。
大和のホームページでは、社員インタビューや座談会が掲載されていて、風通しのいい社風を感じていました。
入社後、忙しい時期もありましたが、皆さんから優しく教えてもらえました。丸山さんの仰るとおり、本当にイメージ通りのオープンな会社です。
この座談会も今回で6回目になりますが、こうしたコンテンツから感じていただく社風がイメージ通りだと言っていただけるのは嬉しいですね。
大和不動産鑑定の受験サポート制度
大和不動産鑑定は、不動産鑑定士論文式試験を受験する社員をサポートする各種制度を設けています。
全国模試のための休暇取得や、一定の成績要件を満たす必要があるものの4月以降試験日までは原則として毎週水曜日の午後半日を勉強時間に充てられる、論文式試験最終日までの1か月間に休暇を取得できるといったサポートが受けられます。
尾谷さんは、こうしたサポート制度を利用して働きながら試験に合格されましたね。
前職でも働きながら勉強していたのですが、時間がなかなか確保できずに苦労しました。転職する前から、大和不動産鑑定のサポート制度は充実していると聞いていましたが、実際に利用してみると本当に助かりました。
尾谷さんがカフェで勉強しているところに偶然鉢合わせたことがありました。本当に頑張っていて偉いなと思いました。
ありがとうございます。合格圏内に入ってからは、毎週欠かさず半日の勉強時間を利用しました。
普段だったら勉強中もスマホを気にしたり、集中力を欠いたりしてしまうこともありますが、“就業時間中”という意識が働いて集中できました。
試験直前期の休暇でも、“本来は働いている時間に勉強できる”ということで、さらに身が入るのかもしれませんね。
試験前の1か月休暇を取得したときには、“本当に取れるんだ”という驚きがありました。
休暇前に担当していた案件はすべて先輩方や同僚に引き継いでもらい、1か月間一度も業務連絡が来ませんでした。会社が本気で受験生を応援してくれていることが伝わり、100%勉強に集中できました。
試験1か月前の追い込み期間は特に大事なので、この制度を活用できなかったら、試験に合格するのは難しかったかもしれません。
― 実務修習について
修習1年目は数類型の課題を定期的に協会へ提出しなければならないので、業務と並行して行うことが時間的にも体力的にも結構厳しかったです。ただ、業務中の一定時間は実務修習に取り組める制度があるので、後ろめたさを感じることなく修習に集中できました。
私はまさに今1年目を受講中です。慣れない業務と修習を両立する中で繁忙期も重なり、試験に合格した喜びも束の間、想像以上に大変だなと感じています。
同じように実務修習で苦労された先輩方がこの大変さを理解してくれて、アドバイスをいただいたり、励ましてもらったりと、本当に恵まれた環境だなと感じています。
実務修習を終えた先輩方が多く在籍しているのは本当にありがたいです。
入社後1年以上勤務した経験があって、1年コースを受講中ですが、先輩方から知恵を借りたり、指導鑑定士以外の多くの方からも知識や経験を聞いたり、アドバイスをもらったりできる。先例が充実していることも、大和不動産鑑定ならではの魅力だと思います。
1年目の修習をスタートした当初は不動産の知識が全くなかったので、課題を作るにあたっても、今振り返れば「え?」と思うような質問をしていましたが、若手からベテランの鑑定士、役職付きの皆さんにも温かくサポートしていただいて修習を続けてこられました。
いろんな人に聞きやすい環境は本当に恵まれています。修習の進捗状況や疑問点を共有できる連絡会が設けられているので、他の修習生と進捗を比べながらスケジュールを見直しやすく、ペースが掴みやすいです。
晴れて不動産鑑定士登録をされた中莖さん、佐野さんは実務修習時代を振り返っていかがですか?
私は2年コースで実務修習を終えました。勤務時間のうち一定時間を実務修習の課題作成に充てることができたので、少し余裕を持って取り組めました。
また、修了考査対策として筆記だけでなく口述の対策もあったことで、本番でもあまり緊張せずに臨めたと思います。
鑑定士業界は意外と情報戦だと感じる面もあり、例えば一般実地演習の課題作成においても、多岐にわたる豊富な鑑定評価先例が社内にあることや、情報をすぐに入手できることは大きな強みだと思っています。
修了考査の対策は、筆記試験も口述試験も自分の立ち位置を知る良い機会になりました。評価書を改めて読み直し、論点を見直すことでゴールに向けたモチベーションを維持できました。
大和不動産鑑定には、固定資産評価を行うシステム評価部やエンジニアリング・レポートを作成するデュー・ディリジェンス部をはじめ、鑑定部以外にも修習生が在籍しています。日常業務で鑑定評価を行わない場合にも実務的な視点が身につき、自信をもって修了考査を終えられるよう、実務修習委員会が様々な形でサポートしています。
― 就職活動中の皆さんへ
私は新卒で入社したので、他社比較はできませんが、入社して現在まで会社に行きたくないと思ったことはほとんどないです。それくらい働きやすい会社だと思います。
鑑定士として働くまでの道のりには大変だと感じることも多くありますが、諦めずに頑張れば努力が報われるとも思うので、いま受験勉強中の方もぜひこのまま頑張って欲しいです。
大和不動産鑑定にはいろいろな専門家が在籍しています。得意分野で活躍している方々と共に働くことで、自分の専門性にも磨きをかけられる、スキルアップしていける環境があるので、そういう思いのある方と一緒に働けることを楽しみにしています
修習生をサポートする手厚い制度があり、業務と修習を両立できる環境が整っています。何より職場の皆さんが修習生にもすごく温かく接してくださるので、不安に思うことは無いと思います。安心してご応募いただければと思います。
佐野さんが仰るとおり、大和不動産鑑定には専門性を持った方が多く在籍しています。不動産鑑定士であるだけでなく、それぞれが得意分野を持っていて、興味のある分野を伸ばしている。入社してからそのことを知って驚きました。
転職や試験合格に対する不安があるかもしれませんが、まずは一歩踏み出してみるのも良いと思います。私自身がそうだったように、働きながら勉強できる環境は整っています。
資格試験を受けて合否を待っている間は、体力的にも気持ち的にも辛い時間だと思います。
先行きが見通しにくい中での就職活動は大変なことも多いですが、この時期を乗り越え、少し踏ん張って、ぜひ大和に入社していただきたいと思います。
社内には鑑定部以外にもエンジニアリング・レポートの作成や動産評価を行う部署があり、周囲と協働しながら様々な事業を推進しています。多くの仲間との信頼関係を築きながら成長し続けられることも、大和不動産鑑定の大きな魅力だと思います。
座談会で少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
大和不動産鑑定に興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。